キジムナーのだんぱち

もりのなかに

ちいさなとこやさんが

ありました

 

 

 

 

 

 

このおんなのこの

なまえは  ゆいちゃん

なつやすみのあいだ

おじいさんのところに

きています

 

 

 

 

 

 

ゆいちゃんの

おじいさんは

とこやさんです

 

 

 

 

 

 

チョキチョキ

チョキチョキ

ゆいちゃんは

おじいさんの

さんぱつするてを

みるのが  だいすきです

 

 

 

 

 

 

キラキラ

ニコニコ

さんぱつが

おわったひとの

えがおをみるのも

だいすきです

 

 

 

 

 

 

ゆうがたになりました

 

「おじい、きょうはもうおしまい?」

 

「きょうは、もうひとりくるよ〜」

ガチャッ

ドアが

あきました

 

 

 

 

 

 

ボサボサのかみの

キジムナーが

たっていました

てにはたくさんの

さかなをもっています

 

 

 

 

 

 

「かみのびたねぇ〜」

キジムナーは

はずかしそうに

うなずきました

 

「おーい、またさかなをもってきてくれたよ〜」

おくから

おばあさんが

でてきました

 

 

 

 

 

 

「いつもおいしいさかなをありがとう」

キジムナーは

ニコニコして

うなずきました

 

 

 

 

 

 

ゆいちゃんは

はじめてキジムナーを

みたので

きんちょうして

しまいました

ほんでかおをかくして

じーっとみていました

 

 

 

 

 

 

キジムナーが

イスにちょこんと

すわると

おじいさんは

かみを

きりはじめました

 

 

 

 

 

 

チョキチョキ

チョキチョキ

あかいかみは

どんどんゆかに

おちていきます

チョキチョキ

チョキチョキ

 

 

 

 

 

 

あれあれ

キジムナーは

きもちよくなって

ねてしまいました

ぐーすかぴー

チョキチョキ

チョキチョキ

ぐーすかぴー

 

「さぁ、おわったよ〜」

 

 

 

 

 

 

キジムナーは

すっきりしたかみに

おおよろこび

 

「おじいさんありがとう!」

 

 

 

 

 

 

おじいさんは

キジムナーを

ゆいちゃんのところに

つれていきました

 

「このこはわしのまごのゆいちゃんだよ。よろしくね。」

キジムナーは

ゆいちゃんをみると

ぴょんとかおのまえに

とんでいきました

 

 

 

 

 

 

「これあげる!」

キジムナーは

しろくてまるいたまを

ゆいちゃんに

あげました

 

 

 

 

 

 

ゆいちゃんは

そのたまを

ふしぎそうにみました

いしみたいだけど

いしじゃない

かいみたいだけど

かいじゃない

かたくて

まるくて

ちいさくて

いったいこれは

なんだろう?

 

 

 

 

 

 

ゆいちゃんが

しろいたまのことを

きこうとおもったら

キジムナーは

かえってしまいました

 

 

 

 

 

 

ゆいちゃんは

おじいさんに

ききました

 

「ねぇおじい、これはなぁに?」

「さぁ、なんだろうね〜?わからないなぁ〜。でもキジムナーがくれたからきっといいものだよ〜」

そのとき

へやのおくから

いいにおいが

してきました

 

 

 

 

 

 

「ごはんができたわよ〜」

「わぁ!ごはんだごはんだ!」

ゆいちゃんは

はしって

おくのへやに

いきました

 

 

 

 

 

 

「きょうはキジムナーがくれたさかなの、につけだよ〜」

「わーい!いただきま〜す!」

ゆいちゃんは

さかながだいすきです

「あれ、このおさかな、なんかへんだよ。」

ゆいちゃんは

さかなをみて

いいました

 

 

 

 

 

 

「めんたまがない!」

おじいさんと

おばあさんは

それをきいて

わらいました

「ゆいちゃん、

よくきづいたね〜。なんでかわかるかな?」

ゆいちゃんは

めんたまのない

さかなを

きれいにたべました

 

 

 

 

 

 

 

おしまい

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