Kイチに「泡パーティいかない?」と誘われた。
宜野湾トロピカルビーチで行われる「Water Bubble Festival 2017」
まずは去年の様子をご覧いただきたい。
これ見て、想像以上のチャラさに驚愕した。
以前の私であれば、こんな空間には絶対に行かなかったが、
何事も経験だと思い、行ってみることにした。
19:00にトロピカルビーチに到着。
夕暮れのビーチは、暖かいオレンジ色に包まれていた。
想像以上の人の量だ。これだけの人を集められるイベントを私は知らない。
ゲートをくぐると、DJ用のビーチに特設ステージが組まれていて、
その前には、土嚢とビニールシートで作られた巨大な海水プールがあった。
腰ぐらいまでの水位で、人々はその中で、踊りまくる。
KイチとIミに合流するため、プールに入り、踊りながら探した。
しかし全然見つからず、スマホで連絡をとってやっと2人を発見できた。
3人で踊ると楽しさも3倍だった。
若者もおじさんもおばさんも、米兵も、みんな踊りまくり、水をかけまくり、ものすごい熱気だ。米兵と肩を組んで踊った。ゴープロ持ったおじさんと肩を組んで踊った。
しかし、プールの中で踊ると、かなり体力を消耗する。
しかも海水がしょっぱいので脱水症状になる。
30歳前後の我々は、休憩を挟み水分補給をしながら踊った。
10代、20代前半が多い。彼らはSNSなどでイベントの情報を知ったのだろうか。
時々バズーカのような装置から泡が吹き出される。
人々は雪を喜ぶ子供のように、両手を広げ泡を浴びる。
ギラギラの照明と、ふわふわと舞い降る泡が重なり、幻想的な風景だった。
プールの両サイドにはVIP席が設置され、エグザイルのPVに出てきそうな人たちが、のんびり私たちを見下ろしながら、シャンパンを飲んでいた。
このイベント、19:00〜24:00と聞いて驚いた。
21:00ごろには、クタクタになった我々。
ステージで踊り続ける若者たちをみて、体力の差を感じた。
「大人になったね」
「30だからね」
「若い頃は超体力あったよね。酒飲んで、タバコ吸って、ずっといられた。」
「この歳になると、2時間ぐらいいれば、あぁこんな感じか、ってある程度わかるよね。」
「たしかに。10代の頃って、この先にもっと面白いことがあるんじゃないか、って期待しちゃうもんなぁ。そして、ズルズル長くい続ける。」
「次の日、あー早く帰ればよかった、とか思うんだよね。」
「私たち、成長したね。」
「そうだな」
なんだかこの空間がたまらなく心地よかった。
10代には感じられない、凝縮された2時間だった。
ちなみに、知らないおばちゃんに「自衛隊の方ですか?」と声をかけられ、
ビールを一本もらった。