留学生と「Morning litterati」というビーチクリーンに行ってきた話

台湾人の張さんとティミーさん、アメリカ人のテハニさんとコリンさんに、

「一緒にビーチに行きませんか?」と誘われたので同行することに。

ある晩、FBでたまたま後輩がシェアしていたビーチクリーンイベントを発見。

留学生が日本人との交流もできると思って、彼らにこのイベントを紹介した。

・・・というわけで、西原キラキラビーチで開催された「Moning litterati」というビーチクリーンのイベントに急遽参加してきた。「おしゃれにビーチを綺麗に」がテーマ。チームに分かれ、ゴミを拾うときにおしゃれにゴミを撮影して、instagramに投稿。そのいいねの数を競う、おしゃれな企画だ。主催は「Litterati Japan Okinawa」。代表は二宮あみさんという琉大生。大学生でこのようなイベントを開催する行動力は尊敬する。20名ほどの大学生が集まっていた。ランダムにチーム分けされ、10:00にイベント開始。

ゴミをおしゃれに撮影するのも難しいのだが、どんなタグをつけるのか、どんなタイトルをつけるのかが非常に重要だった。しかもゴミはたくさん落ちているので、モタモタしてると投稿が追いつかない。

管理ビーチとはいえ、探せばたくさんゴミはある。

私ががんばっておしゃれに撮影したinstagramがこちら。

私は「投稿係」だったので、ひたすら一生懸命撮影と投稿を繰り返していた。が、一生懸命ゴミを拾っていたハワイの留学生テハニさんに「マツノは写真ばかり取って、全然ゴミを拾わない!!何しに来ましたか!?」と怒られた。たしかにそうだ、このイベントの本質的なテーマはビーチクリーンだから、私もゴミを拾いながら撮影しようと思った。本質を気づかせてくれてありがとう。

テハニに、撮影した写真を見せて「これにcoolなタイトルを付けてよ」とお願いした。おしゃれな英語のタイトルを付ければ、よりたくさんの「いいね!」をもらえると思った。テハニは次々とsimpleでcoolなタイトルを付けてくれた。

11:45 イベント終了。

結果、私達のチームが一番「いいね!」を取った。

やっぱりタグ付けは大事だなぁと思った。世の中の、おしゃれな写真好きな人にいかにみてもらうかはタグ付けにかかっているな・・・。

全体でビニール袋6個ほどゴミを拾った。

イベントが終わったあと、海で泳いだ。

遊泳区域が制限されている狭いビーチには、子連れのファミリーが所狭しと泳いでいた。

プカプカ浮いて、空を見上げた。

ふと、岸を歩いているテハニが目に入った。

手には、プラスチックやビニールのゴミを持っていた。

テハニ、ゴミ拾いのイベント終わったのに、まだ拾ってる。

ほんと真面目な子だなぁと思い、浅瀬に近づいて泳いでいくと、

弁当箱の破片、割り箸入れのプラスチック、カップ焼きそばのソースの袋など、細かいゴミが目につく。さっきまで、ゴミ拾いをしていたから、目に入ってくる。気付けば私も自然に拾っていた。

少し離れた場所にいる張さんもティミーさんもコリンさんも、手にゴミを持っていた。

「まだまだゴミはたくさんあるね」

「そうですね、私が捨ててきます」

コリンさんはそういうと、みんなのゴミを持ってゴミ箱に歩いていった。

ビーチクリーンの本質は、そのひとときだけビーチを綺麗にすることではなく、

「日頃からゴミを自然に拾える意識を持つこと」なのかもしれない。

その意識は自分にとってもプラスになる。

日頃から身の回りを清潔に保とうとする意識になる。

事実、私たちはなんの強制力もなく、自然に、ゴミを手にしていた。

5人が体験した奇跡を、私はじんわり感じていた。

また海にプカプカ浮かんだ。

空は、きれいな青だった。

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