(ちょっと内容にも触れるので、前情報欲しくない人は読まない方がいい)
沖縄に住んでいて、「ハクソーリッジ」を観ることはとても意味があることだと思う。
なぜならこの映画は、沖縄戦の話だから。
私が住む宜野湾市のすぐ隣の浦添市にある前田高地は、小さい崖のような地形になっていて、崖を登ってくる米兵とそれを阻止する日本兵が激しく衝突した激戦区だ。
先月も平和祈念資料館で沖縄戦の写真やシロクロ映画を見た。
しかし、今回の映画は、かなり過激で残酷な描写が多かった。
戦争の極限状態を緊張感あふれる映像と音響で表現していた。
メルギブソン監督は、バイオレンスな表現が大好きだ。
さすが、マッドでマックスな人である。
今自分が普通に生活してるこの場所で、
つい70年前に起こった出来事。
映画の内容は、1人の衛生兵の話。実話である。
彼は敬虔なクリスチャンで、武器を持つことを絶対に拒んだ。
衛生兵として戦場にでること、国に貢献することを望んだ。
上官に目をつけられ、仲間にもいじめられても、その信念は絶対に曲げなかった。
軍法会議にかけられ、刑務所に入れられて、自分の結婚式にでることができなかったとき、
彼は刑務所のドアを殴って、泣いた。
それでも、自分の信念は曲げなかった。
彼は釈放され、衛生兵として沖縄戦に出向く。
壮絶な戦いを強いられたハクソーリッジで、負傷者75人を崖の上から救う。
主人公の信仰心から生まれる強い「信念」に感動した。
信念を持ち続けることは、簡単なことではない。
ただ、強い信念は、ときに現実をも変え、人の命を救うこともあるのだ。
彼は、ハクソーリッジで、無我夢中で負傷者を救出しているとき、こう呟いていた。
「神様、お願いです。あと1人だけ助けさせてください。あと1人だけ・・・」
映画を見て何を感じるかは、人それぞれだ。
その人がいま抱えている問題や心境によっても、感じ方が違う。
私にとって「ハクソーリッジ」は、強い信念について深く考えさせられた、素晴らしい作品だ。
余談だけど、ヒロインかわいかったなぁ〜。